おしらせ&スタッフブログ

オスのセイウチ「キック」が、種の未来のためにお婿に行きます

この度当園で飼育しておりましたセイウチのキックがブリーディングローン制度を活用し、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」へ婿入りすることになりました。

本計画は南知多ビーチランドのオスのセイウチ「キック(29歳)」を11月中旬以降に大分マリーンパレス水族館「うみたまご」へ無期限で貸し出し、メスのセイウチとの間での繁殖を目指すものです。

また、当園では10月17日(土)から最終展示日である11月15日(日)までの30日間、「キック婿入り&応援イベント」を開催します。

 

■セイウチ「キック」の婿入りについて

セイウチは、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約)付属書IIIに指定された種で、海外から新たな個体を迎えることは事実上困難です。この先も日本でセイウチの個体数を維持するためには、国内で飼育されている個体による繁殖を行う必要があります。当園の「キック」は、国内飼育頭数24頭のセイウチのうちわずか6頭のオスの中で、繁殖を担える成体であり、貴重な“繁殖の要”です。当園はこれまで、伊勢シーパラダイスのメス「タンポポ」の“お嫁入り”(2023年)など、繁殖時期のメスの受け入れを行ってきました。今回は当園として初めて、「キック」を他の水族館へ送り出し、繁殖にチャレンジします。

※輸送作業の安全確保のため、出発予定日についての明確な日時の発表は行いません。あらかじめご了承ください。

 

【ブリーディングローンとは】

希少動物の繁殖を目的として、所有権を残したまま動物の貸し借りを行う制度で、日本動物園水族館協会によって創設されました。

今回は貸与期間を設けず、長きにわたり大分の地で繁殖に挑戦する予定です。

 

【セイウチ「キック」のプロフィール】

種類 セイウチ

愛称 「キック」

来歴 1997年5月27日 鴨川シーワールド生まれ

2003年1月30日 南知多ビーチランドへ来園

性別 オス

年齢 29歳

体重 1,000㎏

特徴 穏やかで人懐こい性格

パフォーマンスやふれあいイベントで活躍

 

【お迎え先 大分マリーンパレス水族館「うみたまご」について】

「うみたまご」で飼育中のセイウチは現在メスのみであり、繁殖実績のあるオスのいる水族館との連携が進められています。

2019年から鳥羽水族館とブリーディングローンによる繁殖に取り組み、2024年には「いちこ」の誕生に成功。2026年からは当園との同様の取り組みが始まりました。「キック」は同館で自然交配・繁殖に挑みます。

 

■「キック婿入り&応援イベント」

期間 2026年10月17日(土)~11月15日(日)

場所 南知多ビーチランド内 セイウチ館ほか

内容 ・「キック」の軌跡をふりかえるパネル写真展

・応援メッセージボード

・セイウチがほっぺにキス!?(記念撮影サービス付き)

・セイウチにタッチ

・オリジナルセイウチグルメの販売

・オリジナル「キック」グッズの販売

※イベントの名称や内容は都合により変更する場合があります。

※各イベントの詳細・料金・申込方法は、後日改めて公開します。

 

■セイウチ展示の休止と「新アザラシ館(仮称)」へのリニューアルについて

「キック」の旅立ちに伴い、当園でのセイウチの展示は11月15日(日)をもって当面の間、休止させていただきます。

なお、「キック」の旅立ち後、セイウチ館はリニューアル工事に入り、新しい「アザラシ館」として生まれ変わります。新たなアザラシたちの展示を楽しみにお待ちください。

リニューアルオープンの日程や展示内容等の詳細は、決定次第改めて発表します。