大型台風接近!

大型の台風12号が接近しています。

 

毎年、このシーズンで頭を悩ませることの一つがウミガメの産卵巣。

既に孵化・脱出して帰海した巣は良いのですが、これからの巣については移植をするべきかそのままにするか・・・多少波が被るくらいは大丈夫とは言われていますが、それは結果論です。

 

野生動物であるウミガメには生態に不明な点が多く、安易な手出しが保護につながらないことは、これまでの経験から少なからずわかっていることです。

 

7月に産卵が確認された篠島の産卵巣は、9月初旬が孵化・脱出予想日です。逆算すれば8月末はちょうど、砂中にて孵化が始まる時期にあたります。

 

既に波があと5m弱にまで迫っているとの情報を島の人から得、少々気がかりではありましたが移植することにして島へと渡りました。

 

結局、掘り返してみると約半数の卵の孵化が始まっており、移植のタイミングとしては“まずい”時期だったと言わざるを得ません。

 

砂中で孵化した稚ガメは、一週間ほどかけてゆっくりと脱出への準備を始めますが、それを急かす刺激を与えたわけです。

 

持参した発砲スチロールケースに、孵化の始まった卵とまだの卵を急いで移し変え、好意で場所の提供を申し出ていただいた島の方の倉庫へと急ぎました。

 

野生動物と自然を前に、何をしたら良いのか悪いのか。どうすれば生きものにとっての今後に有益なのか・・・いつも考えさせられ悩んでいます。

 

台風の通過後、なるべく多くの仔ガメたちを篠島から帰海させたいと願っています。 

 

 

 

 

 

2011年9月3日 09:16

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