2012年夏・知多半島のウミガメ事情3☆

今回は奥田海岸の卵(かんぽの宿前)を紹介します。

 

この場所は波も街灯も影響がないから大丈夫♪と安心していましたが、大変なことになりました。

 

9月30日に上陸した台風17号の接近と満潮時刻が重なったのです。そろそろ孵化をする頃だったので、あまり手を入れたくなかったのですが、前日に救出作業を行いました。

 

やはり一部が孵化しており、ビーチランドに持ち帰って数日経った頃には、発泡スチロールの中は仔ガメでいっぱいでした。そこで、今回は地元の中学生と父兄の方々、第一発見者の方に放流を手伝って頂きました。

 

 

 

外敵に気付かれにくい夜に砂から脱出していくので、放流会も当然夜に行います。

中学生の皆さんは、以前ウミガメについて講座を聞いて頂いたことがあったので、実際に本物の仔ガメに触れ、目を輝かせていました。

 

「また大きくなって帰って来てねー!」と声をかける皆さん。

仔ガメが大きくなるまでの道のりは果てしなく険しいですが、一匹でも多く大きくなって帰ってきてくれたらいいなとしみじみ思いました・・・ (K.I)

 

2012年11月3日 17:26

2012年夏・知多半島のウミガメ事情2☆

産卵が例年よりやや遅かったアカウミガメの卵も、秋になり多くが孵化して無事に旅立っていきました!

今回は常滑市大谷海岸の卵についての報告をします。

 

大谷海岸は戦時中に産卵があったという情報を最後に、ずっとウミガメの産卵は確認されていませんでした。

「70年以上生きてきたけど、見たことないねぇ〜」という方も・・・

 

そのため、大谷地区の方々が一丸となって、2ヶ月間見守ってきました!

 

 

 

↑取材陣の方々も多数駆けつけました。

 

 

 

↑波を被る可能性があるので、皆で移動させました。

 

そしてある早朝、地元の方から仔ガメ脱出の一報がありました。

・・・が、前日夜に見守っていた私は痛恨の寝坊!!

 

その日の夜、きっと多くが脱出するだろうと予想し、退社後に急いで浜に行ってみると、すごい数の人が!この日は入れ替わりで100人近くの方が見に来ていました。

 

そして夜8時過ぎ、いっせいに仔ガメが脱出していきました!

私はこの瞬間を見るのは初めてでした。その姿は、まるですばやく動く“まつぼっくり”!

 

この瞬間をカメラに収めようと準備をしていましたが、踏まないように気をつけて〜!と言っているうちに、仔ガメは海へと消えていきました。

 

結局、撮れたのは足跡だけ・・・

 

 

「これからこの海岸を、ウミガメがまた卵を産みにきてくれるようなきれいな海岸に、そして地域の方々が集まって遊べるような海岸にしていかなければいけないね。」

こんなことを話されていた方がいらっしゃいました。

 

頭の母ガメと仔ガメたちが、これだけ多くの人の心を動かすんだと、とても感動した2ヶ月間でした。 (K.I.)

 

 

 

2012年10月29日 13:22

2012年夏・知多半島のウミガメ事情☆

 

楽しい夏休みがあっという間に終わってしまいました。

皆さんはいかが過ごされたでしょうか??

 

私はと言いますと、ウミガメ担当になって初めての夏、毎日のように砂浜に出ていました。

照りつける太陽で熱中症になりかけたり、車を砂まみれにして怒られたり・・・

 

そう、今年の夏もアカウミガメが産卵にやってきたんです!

 

ビーチランドでは、現時点で4箇所の産卵巣を知多半島で確認しています。

  

 

 

1箇所目

    常滑市大谷海岸→波を被る可能性があったため、近くの海岸へ移植

 

 

2箇所目

    奥田海岸(おもちゃ王国前)

 

 

 

3箇所目

    奥田海岸(かんぽの宿前)

 

 

  

4箇所目

    野間海岸→波を被る可能性があったため、奥田海岸(かんぽの宿前)へ移植

 

例年6〜7月の産卵が多く、今年の知多半島は少し遅めのようですが、1箇所目の常滑市大谷海岸の卵はすでに、孵化・脱出を確認しています。

今後も続々と孵化していくと思いますので、また随時お知らせしますね! (K.I.)

 

 

 

 

2012年9月8日 17:10

ウミガメにタッチぜひ、ご参加下さい!!

夏休みがついに、始まりましたね!!学生がうらやましいです・・・。笑

 

 ふれあい日本一を誇る、南知多ビーチランド★

距離感ゼロのイベント、ふれあいカーニバルでは、この夏、あまりさわる機会がないウミガメにさわることができるのです!!カメ・・・、甲羅・・・、硬い。というイメージの強い方が多いと思いますが、さわるとびっくり☆イメージが変わるかも?!

  

 

 

 ウミガメの子どもにさわれるのは今だけ?!ぜひ、感触を確かめてみて下さいね(●^o^●)

 

ちなみに、ふれあいカーニバルでさわれるウミガメはアオウミガメ。知多半島で産卵するウミガメは、アカウミガメです。

2種類の違いも来て頂ければ分かると思います。名前は似ていても、見た目や特徴など違うところがいっぱいです!ぜひ、さわりながらウミガメについて詳しくなってみて下さい!みなさんのお越しをお待ちしています♪ (A.N)

2012年7月31日 17:28

水面は遠かった・・・

先日、半年に一度行っているウミガメの定期計測の後、今夏で一歳になる仔ガメたちを大水槽へ移しました。

 

私たち人間からすると、より広い水槽は「いいんじゃないの・・・」と単純に思ってしまいがちですが、コレまで飼育していた水深1m弱の場所から初めて、3mを体験したわけです。

 


水面は目でも確認しているのでしょうが、体がついて来ないようです。

こういうところで「生きものって面白い」と、思ってしまうのは私だけでしょうか?

 

ちなみに、20分ほどで慣れたようで、広くなった飼育エリアを悠々と泳いでいます。(K.K.)

2012年4月27日 08:24

大きくなったかな?

床に集められたウミガメたち・・・一体何をされているのでしょうか?

 

 

 

 

ビーチランドでは半年に一度、ウミガメの計測を全頭行っています。

 

手順は次のとおりです。

@     ID番号が入ったタグを読み込んで、個体を見極める。

A     甲長(甲らの縦の長さ)、甲幅(甲らの横の長さ)を測る。小型個体は体重も量る。

B     体の大きさに合わせてお引越し(飼育水槽の変更)。

 

簡単そうに思えますが、今回は全部で51頭行いましたのでとっても大変です。

特に引越しが・・・(汗)

 

今回、初めて展示スペースにお披露目されたのは、2010年夏産まれのアカウミガメとアオウミガメです。まだ一歳なんですよ〜!

大水槽のブラックチップシャークと一緒に泳いでいますので、探してあげてくださいね。

 

現在、ふれあいスター☆決定戦では、32歳のアカウミガメ『セリア』が立候補していますが、もしセリアが1位になった場合、今回のようにセリアの甲長測定をしてもらえるイベントをマニフェストに掲げていますので、皆様の一票をお待ちしています!

ラストスパートかけましょう!(K.I.)

2012年4月25日 08:25

エントリーNo.3 セリア

アラサーでもいいじゃん『セリア』です!! 

 

“ふれあいスター☆決定戦”にエントリーしている、アカウミガメのセリア!

今年で何と、32歳を迎えます!!

大きなウミガメなんですが、今回は皆さんに大きさを伝えるために体重測定を行いました!!

 

セリアの体重を測るためには持ち上げないといけないんですが、暴れるし重たいし・・・

ということで、大きなウミガメを持ちあげる時は、ビーチランドではこのようにします。 

  

 

網でくるめて、男性飼育員4〜5人で運びます。長距離の移動の際は、写真のように台車に乗せて移動です!

 

今回のセリアの体重は、83sでした!!

 

皆さん、大きなウミガメ、セリアにぜひ一票をお願いします\(^o^)(A.N.)

2012年3月19日 12:05

大きくなぁれ♪

日毎に暖かくなり、春の兆しも見え始めましたね。

冬の低水温が苦手な生きものたちも徐々に、活発になっています。

 

写真は、知多半島にも毎年夏、産卵にやってくるアカウミガメですが、甲らをよく見て下さい。

色の違う部分にお気づきでしょうか?

 

 

甲らは、鱗板(りんばん)という、“うろこ”で表面が覆われていますが、成長とともにその一枚ずつが大きくなっていくので、色の違いで成長した部分(色の濃い部分)がわかるのです。

 

 

よく見ると、うろこ一枚の周りが均等に成長しているわけではありませんね。

 

若いほど成長も早いのですが、ウミガメの場合水温の影響を強く受け、夏と冬で成長スピードが違うため、このような違いもよくわかります。(K.K.)

2012年3月9日 08:43

ビックリしちゃうわ!

ある朝、ウミガメプールを見ていたら・・・(;O;)という顔になってしまいました。

 

その時のカメがこの写真。

 

 

 

 

ビックリじゃないですか??

 

お客様からも「ウミガメが、頭はまって出られなくなっています」と、声をかけていただいたんですが、「大丈夫です。狭いところが好きなので、落ち着いているだけです」と、答える私がかなりビックリしていました。

 

毎日見ている私もビックリしたということは、お越しいただいたお客様がビックリするわけですよね(笑)

 

ウミガメは、体が安定するようなところを好み、自然界ではサンゴの隙間や岩の間に入り込んで寝ています。そのため、ウミガメプールには休息場所としてU字溝を入れています。

 

よくそのU字溝にもはまっていますので、くつろいでいる?姿をご覧下さい(^o^)丿(A.N.) 

 

2011年11月22日 08:37

差が出てきました

今年産まれのアカウミガメの赤ちゃんを預かって、一ヶ月あまり。

そろそろ成長に差が出始めました。 

 

 

同じ母親から産まれた仔ガメたちですが、甲らの色や形は様々で、成長スピードも異なっています。

その一つの要因は、“父親の遺伝子が複数含まれている”こと。

 

アカウミガメは、一回の産卵で平均100個ほどの卵を産みますが、受精に関与したオスは複数いることが知られています。

つまり、産まれた100匹の赤ちゃんのお母さんは一頭だけですが、お父さんは一頭ではないということです。

 

一頭の母ガメは、1シーズンに平均2〜3回の産卵をしますから、卵の数も200から300個ほどになります。

そのうちの誰かが大きくなれば良いという、一億年以上の歴史が生んだ生き残り戦略なのでしょうね。

 

ちなみに、このまま一緒に飼育を続けると、成長の早い仔ガメはより早く多くのエサを食べるので、更に差が開いてしまいます。

 

現在は、“大きな仔グループ”と“小さな仔グループ”に分けて、飼育してます(写真:下)。

この様子は、水族館裏側ウォッチングにてご覧いただけます。(K.K.) 

 

2011年10月27日 08:30

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